若山牧水が石川啄木の住まいを訪ねてから、啄木が亡くなるまでの14カ月間に、ふたりの天才歌人と文学者の間に交わされた友情の物語。鷗外や漱石、鉄幹・晶子など、明治の若き文豪たちの息遣いも感じさせる、清新な伝記小説です。
20日午後8時半過ぎ、自由が丘駅(東京都目黒区)前にある不二屋書店の明かりが消え、102年間の営業に幕を下ろした。親子3代で守り続けたが出版不況の波には勝てなかった。
好書好日(こうしょこうじつ)は、ライフ&カルチャーを貪欲に楽しみたい人におくる、 人生を豊かにする本の情報サイトです。映画や美術、食などをもっと楽しむための本の紹介から、朝日新聞の読書面に掲載された書評まで、あなたと本の出会いをお手伝いします。
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「宗教心や信仰について切れ味鋭く語っている。同じ遣唐使船に乗り、同じ時代を生きた僧の最澄と対比して書くことがモチベーションの一つだったのではないか」と釈さん。辻原さんは「小説の中に常に書き手がいると意識させる書き方。批評的で近代的な小説を作ろうとした。傑作だと思う」と語った。
子どものころの記憶や経験をもとに作り出された小山田さんの小説世界。読み手が自身の記憶を重ねることで、その人だけの「最近」の世界ができる。「たまたま主人公の家に起こっている話だけれど、あなたの家もおもしろいし、ヘンだよと伝えたい。普通のことがおもしろいんです」 ...
大正時代の京都。20歳の新進女優・長谷川泰子(広瀬すず)は、17歳の学生・中原中也(木戸大聖)と出会う。どこか虚勢を張る2人は互いにひかれあい、一緒に暮らしはじめる。やがて東京に引っ越した2人の家を、小林秀雄(岡田将生)が訪れる。小林は詩人としての中 ...
文章読本はどうすれば読まれるかを説きがちだが、「読まれないこと」も考える。ハンセン病療養所の人たちの『詩集 いのちの芽』(大江満雄編)は、ひろく読まれないことを前提に書かれているという。
インドネシアを代表する作家エカ・クルニアワンによる『美は傷』が春秋社のシリーズ〈アジア文芸ライブラリー〉より改訳で刊行された。本書の翻訳を手掛けた太田りべか氏による、本書が描くインドネシアの近現代と、日本語版復刊までの経緯を記した「 ...
そうですね。家族って本当に不思議な結びつきだなと思うことがあるんです。自分は両親と妹の4人家族で、「ただ君に幸あらんことを」と家族構成は全く同じなんです。家族ってドラフトで決めたわけじゃない。奇跡的にその4人になっているだけだけど、チームとしてやって ...
その主人公は、イスラエル占領下のヨルダン川西岸のパレスチナ人だ。必然的に占領という圧倒的な事実の陰で生きている。その個人史はパレスチナの現代史と重なり合う。占領、第一次インティファーダ(大衆蜂起)、オスロ合意、第二次インティファーダなどの弾圧と抵抗の ...